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二次試験対策

中小企業診断士二次試験│事例1の対策【過去問解説つき】

 

一次試験も終わったし、さっそく二次試験対策をはじめるぞ!まずは事例1から攻略しよう。どんな内容が出題されるんだろう?

 

こんな疑問にお答えします。

 

本記事の内容

  • 事例1の内容と解法
  • 事例1の頻出テーマ
  • 事例1の過去問解説

 

本記事の執筆者

かげつ(@kagetsu_smec

 

 

じつは、事例Ⅰの攻略は難しくありません。なぜなら、よく出るテーマが決まっているから。

 

実際、ぼくもこの記事で紹介する内容をしっかり押さえて臨み、無事に合格できました。

 

この記事に書いている内容をマスターすれば、あなたもきっと合格点(60点)を取れるようになりますよ!

 

事例1の内容

 

まずは、事例1の基本的な内容をおさえていきましょう。

 

  • 出題形式・配点
  • 出題範囲(テーマ)
  • 受験免除の要件
  • 合格に必要な勉強時間

 

そもそも二次試験のことをよく知らない、という人は二次試験の内容と対策から読んでくださいね。

 

出題形式・配点

 

満点 100点
形式 論述式
試験時間 80分

 

事例1は二次試験で最初に行われる科目。100点満点の論述式で、試験時間は80分です。問題数はだいたい5問でして、1問あたり20点になります。

 

二次試験の問題は以下のような感じ。

 

二次試験の問題(例)

二次試験の問題(例)

 

事例企業の歴史や事業環境などが書かれた文章(与件文)を読み、各設問に100~200字程度で回答していく形式です。

 

出題範囲

 

事例1は組織・人事に関する問題が出題されます。具体的に以下のようなテーマが出ますよ。

 

  • 経営ビジョン・理念
  • 組織体制、企業文化
  • 社員の採用・配置・評価・教育
  • 社員のモチベーションアップ

 

かげつ
事業環境の変化に応じて組織や人事施策を見直し、売上拡大を目指すというストーリーが多いです。

 

受験免除の要件

 

二次試験の受験を免除する制度はありません。

 

ただし、一次試験の合格者が「養成課程」と呼ばれる予備校のようなものを修了することで、二次試験を経ずに中小企業診断士として登録できる制度があります。

 

くわしくは、中小企業診断士の養成課程とは?をご覧ください。

 

勉強時間の目安

 

事例1の勉強時間の目安は20時間以上です。二次試験の勉強時間は以下の式で計算できます。

 

事例数×1回あたり時間×回転数

 

合格を目指すなら、以下の勉強量は確保たいところです。

 

・事例数:5事例(5年分)
・1回あたり時間:2時間
・回転数:2回転

 

これを先ほどの式にあてはめましょう。

 

5事例×2時間×2回転=20時間

 

上記から、必要な勉強時間は20時間以上となります。

 

 

以上、事例1の基本的な内容をお話ししました。次の章では、事例1の問題を解く手順についてお話しします。

 

事例1の解法

 

ここからは事例1の解法を説明します。おすすめは下図の「かげつ式解法」です。

 

二次試験の問題の解き方

かげつ式解法

 

いろいろな予備校の解法を見ましたが、どれも難しそうでぼくには合いませんでした。ってことで、シンプルに解けて再現しやすい方法を自分なりに考えたのが上図の手順です。

 

実際、この解法で戦って50時間で合格できたので間違ってはいない内容かと。

 

かげつ式解法のくわしい内容は、二次試験の内容と対策をご覧ください。

 

事例1の頻出テーマ2つ

 

事例1を攻略するために絶対におさえておきたいテーマは以下2つ。

 

①:人事施策
②:組織形態

 

それぞれ簡単に解説しますね。

 

①:人事施策

 

社員のやる気(モラール)やモチベーション、組織への貢献意欲を高める施策は、ほぼ毎年のように出題されています。

 

人事施策の問題は、下図を覚えるだけでほぼ満点が取れるようになります。これだけは完全にマスターしてほしいです。

 

定番の人事施策

定番の人事施策

 

図のくわしい解説や実際の問題の解き方は、以下の記事(note)をご覧ください。

 

関連する過去問

 

②:組織形態

 

組織形態のメリット・デメリットも頻出テーマです。事例1で出題される組織形態は以下3つ。

 

①:機能別組織
②:事業部制組織
③:マトリクス組織

 

それぞれのメリデメは下図の通りです。

 

組織形態の比較

組織形態のメリット・デメリット

 

上図をマスターしておけば、組織形態がテーマの問題は70~80%は得点できますよ。

 

関連する過去問

 

事例1の過去問解説

 

ここからは過去5年分(2016~2020年)の過去問を解説していきます。

各設問の詳細な解説は、リンク先の記事(ぼくのnoteです)を参照してください。

 

かげつ
ちゃんと読めば、皆さんの回答の質もグッと高まりますよ。ぜひ、演習が終わった問題から解説を読んでみてください。

 

令和2年度(2020年度)

 

敏腕経営者が買い取った「酒蔵」が題材。買収時の経営ビジョン(第1問設問1)、ベテラン社員の業務を引き継ぎいでシステム化した手順(第2問)など、例年とちょっと違う切り口からの出題に対応できるかがカギでした。

 

第1問(設問1)

酒蔵を買収した「A社長の祖父」の経営ビジョンを答える問題。与件文からの抜き出しが正確にできればそこまで難しい問題ではありません。

 

第1問(設問2)

「A社長の祖父」が、酒蔵を買収したときに前経営者と経営顧問契約を結んだりした理由を答える問題。与件文の中に答えが無い「類推型」の問題ですが、そこまで難しくないですね。

初めて参入する業界なので、前経営者のノウハウを活かそうとしたという軸で答えればOKです。

 

第2問

ベテラン事務員の仕事を引き継いだ女性社員がシステム化を進めた手順を答える問題。事例1では珍しいテーマで、戸惑った人も多いでしょう。

与件文内の「それを整理して」をどれだけかみ砕いて回答できたかがポイントでした。事業承継は中小企業の大きな課題でして、同様の問題は今後も出題されるかもしれません。

 

第3問

有能な若き執行役員の取り組みを答える問題。2020年度ではこれが1番難しかったと思います。「直販方式に変わると顧客とのコミュニケーションが密なるから・・・」と想像を膨らませていくのが得点を伸ばすポイントでした。

 

「顧客のニーズ把握」→「ニーズを超える商品開発・提案活動」は、二次試験でよく出る流れです。

 

第4問

2020年のボーナス問題。前述した「定番の人事施策」を覚えていれば一発で解けます。前の問題で登場しなかった「非正規社員」や「外国人社員」というキーワードをきちんと使いきれたでしょうか。

 

 

令和元年度(2019年度)

 

農業用機械などを製造するメーカーが題材の問題。いわば「ぬるま湯」に浸かっていたA社が、苦境の中で復活を目指すストーリーという全体感を意識して解くのがカギです。難易度や出題パターンは標準的で、最初の練習にピッタリな問題かと。

 

第1問

A社長就任以前の事業が成功しなかった理由を答える問題。オーソドックスな抜き出し型ですが、「うまくいかなかった」を「売上減少&費用増大」と読みかえられないと解けない問題です。

 

第2問

A社の企業風土を答える問題です。企業風土=その企業で働く社員に無意識のうちに染みついているくせ・気質ってことを抑えていれば簡単でした。

二次試験の事例企業の企業風土はだいたいネガティブなものが多いです。危機感がないとか、事なかれ主義でチャレンジできないとか。

 

第3問

試験乾燥サービスが当たった要因を答える問題。HPによる宣伝効果以外でという制約条件を見落とさないよう注意。

回答のポイントは「顧客との双方向コミュニケーション」→「顧客ニーズ把握」→「商品開発に活かす」という流れに言及できたか。事例2っぽい問題でしたね。

 

第4問

2019年のボーナス問題。例によって「定番の人事施策」を答える問題です。

 

設問文の記載がやや分かりにくいですが、要は「社員がのやる気がアップしたのはなぜですか?」って聞いてる問題です。

 

第5問

前述した頻出テーマ「組織形態のメリット・デメリット」の問題です。創業当時からの機能別組織を維持した理由を聞かれてますので、「機能別組織のメリット」を答えればOKです。

A社の経営改革は道半ばで、まだまだA社長がリーダーシップを発揮しないといけない状況だということが分かれば高得点を取れるはず。

 

平成30年度(2018年度)

 

従業員50名の大半が技術者という特徴のあるエレクトロニクス・メーカーが舞台。頻出テーマの「人事施策」「組織形態」が両方でた年でした。第2問(設問2)が難問です。

 

第1問

A社が規模の小さな市場をターゲットにしている気流を答える問題。マイケル・ポーターの競争戦略3類型の知識が必要な問題でした。

二次試験の事例企業は「差別化戦略」「集中戦略」を取り、大企業との競争を回避するのが基本戦略です。

 

第2問(設問1)

A社が最終消費者に向けた製品開発を重視してこなかった理由を答える問題。

「営業をアウトソースしている」「技術者ばかりで顧客ニーズを考えてる人がいない」など、ツッコミどころのたくさんある問題で、易しかったはずです。

 

第2問(設問1)

A社が最終消費者に向けた製品開発を重視してこなかった理由を答える問題。

「営業をアウトソースしている」「技術者ばかりで顧客ニーズを考えてる人がいない」など、ツッコミどころのたくさんある問題で、易しかったはずです。

 

第2問(設問2)

以前の事業と新規事業の特性を比較する問題。回答の構文を組み立てるのが難しい問題でした。かげつ式解法が非常に効果を発揮した問題なので、ぜひ解説を読んで下さい。

 

第3問

組織再編の目的を答える問題。頻出テーマ「組織形態のメリット・デメリット」が定着していれば攻略できます。「部門長を役員に兼任させた」狙いをしっかりと読み解けたでしょうか。

 

第4問

2018年度のボーナス問題。「定番の人事施策」を覚えていれば楽勝です。最後の問題だからといって難しいわけじゃありません。

これだけ毎年のように出るんだから、絶対におさえておかないといけませんね。

 

平成29年度(2017年度)

 

みんな大好きお菓子屋さんの問題です。問題のタイプや構文のパターンが全問バラバラで、苦戦した人も多い問題だったかと。特に第4問・第5問はかなりの難問。

 

第1問

A社が主力商品を再び人気にさせた要因を答える問題。じつはSWOT分析の問題(強みを答える)だってことに気づいたかがポイントでした。

たくさんあるファクトからどのように回答を組み立てるかのプロセスを丁寧に解説しているので、ぜひ以下記事(note)をご覧ください。

 

第2問

A社の経営体制を答える問題。第1問と同様にファクトが多い中、どう絞り込むかがポイントでした。

回答がまとまらないとき、何らかのフレームワークを使って解くのは有効な対処法です。本問でも、経営リソースの「4M」でアプローチしています。

 

第3問

A社の移転による戦略的メリットを答える問題。「戦略的」という言葉に惑わされず、素直に与件文をコピペすればいいだけです。一見難しい雰囲気を出していますが、じつは超簡単な問題でした。

 

第4問

A社が全国展開を進める上でのリスクを答える問題。中小企業診断士試験の基礎知識だけでは対応が難しい問題でした。

経営リソース(ヒト・モノ・カネ)の観点でアプローチすれば糸口が見えてきます。第3問との難易度のギャップが大きく、焦ります。

 

第5問

A社の組織的課題を答える問題。ここ数年の事例1では、構文づくりが最も難しい問題でした。

課題を聞かれたときは、解決策と期待効果(施策を実施したらどんないいことがあるか)をセットで答えましょう。かげつ式解法が力を発揮した1問なので、ぜひ解説もご覧ください。

 

平成28年度(2016年度)

 

学校アルバムを手掛ける印刷業者が題材の問題です。本業とシナジーが薄い事業に多角化して失敗したA社が取り組む経営改革がテーマになってます。

 

第1問(設問1)

シンプルなSWOT分析(強み)の問題です。これは落とせませんね。解説では、二次試験でよく出る強みをまとめていますので、ぜひご覧ください。

 

第1問(設問2)

3代目社長が推し進めた新規事業の失敗の理由を答える問題。本業とシナジーの無い多角化はダメ!という基礎知識が必要でした。二次試験では、強みを発揮できる領域で差別化するのが基本ですよ。

 

第2問(設問1)

これまでの学校アルバム事業と新規のアルバム事業の違いを答える問題。構文の作り方とファクトのまとめ方がかなり難しい1問でした。

与件文の裏を返すテクニックも必修で、ぜひ解説を読んでほしい問題です。

 

第2問(設問2)

組織改編の理由を答える問題。頻出テーマの「組織形態のメリット・デメリット」を覚えていれば解けますが、マトリックス組織が出題されるのは珍しいので戸惑った人も多いかと。

基本的に、マトリックス組織は機能別組織と事業部制組織のいいところどりです。

 

第3問

2016年のボーナス問題です。頻出テーマの「人事施策」を覚えていれば何も考えずに正解できます。

 

まとめ:頻出テーマをおさえて効率よく実力を伸ばそう

 

今回は、中小企業診断士二次試験(事例1)の内容と対策についてお話ししてきました。最後に、本記事の内容をまとめます!

 

  • 事例1は組織・人事に関する事例問題
  • 5事例×2時間×2周=20時間以上は勉強しよう
  • 頻出テーマは「人事施策」「組織形態」の2つ。これを抑えれば事例1はそんなに難しくない
  • 過去問を解いたら、解説をじっくり読んで勉強しよう

 

 

ライバルに知られたくない有益情報

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『非常識合格法』では、範囲が広大な中小企業診断士試験に効率よく受かるポイントが網羅されています。

 

他校で勉強していたぼくも、読んでみたら「目からうろこな情報」ばかりでした。実際、この本の勉強法を実践した結果、苦手だった経営情報システムが得意科目になり、本番では84点を取れました。

 

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  • この記事を書いた人

かげつ

中小企業診断士(R3年登録)【経歴】一橋大学経済学部▶インフラ企業(財務部門)▶コンサル会社(Big4)▶独立│通信講座と過去問を使い、約200時間の学習で中小企業診断士試験にストレート合格│効率の良い勉強法などを発信│鹿児島・福岡・将棋・テニスを愛する30代

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